介護士が日勤のみで働ける施設はどこか

長期間夜勤を続けるのは危険

夜勤は5年以上続けると健康リスクが高まるといわれています。「介護の仕事を長く続けていきたいが、健康を犠牲にしてまで続けたくはない」と思っている人もいることでしょう。その場合、いつかは日勤の仕事に切り替えることを考えなければなりません。

日勤で働ける職場とは

健康リスクを考えて日勤で働ける職場に切り替えるタイミングはいずれやってきます。その時になって焦らないように事前に情報を集めておきましょう。まずは日勤で働ける職場にはどのようなものがあるのか、把握しておくことが大切です。職場ごとの特徴と一緒に見ていきましょう。

「デイサービス」

自宅で療養している高齢者が入浴や食事、機能訓練、レクリエーションなどのサービスを受けられる施設です。利用者が訪れるのは日勤の時間帯のみなので、夜勤になることはほとんどありません。シフトもほぼ固定されているので、規則正しい働き方ができます。ただし、宿泊サービスを行っているところは日勤だけでなく夜勤シフトもあるので注意が必要です。夜勤を避けたい場合は宿泊サービスの有無を事前に確認しておきましょう。また、デイサービスでは利用者の送迎も業務の1つです。そのため、普通自動車免許があると転職に有利になる場合があります。転職するにあたり気になるのが給料でしょう。デイサービスの給料事情については以下のサイトを参考にしてください。

「デイケア」

デイサービスと同じように自宅で療養している高齢者が通う施設のことです。食事や入浴といった日常生活の支援だけでなく、機能訓練やレクリエーションなどのサービスも提供しています。デイケアではデイサービスと違い、日常生活の支援というよりも機能回復や維持を目的としたリハビリなどの医療ケアに重点を置いています。気になるデイケアの給料事情については以下のサイトを参考にしてください。

「訪問介護」

利用者の自宅を介護士が訪問し、生活援助や身体介護など必要なサービスを行います。利用者と1対1で関わるのが特徴です。日勤の時間帯が中心ですが、事業所によっては24時間対応のところもあり、その場合は夜勤が必須となります。正社員だけでなく、希望する勤務時間や日数を登録する「登録ヘルパー」として「短時間勤務」という働き方も可能です。訪問介護は「夜勤はしたくないが正社員として働きたい」という人から人気があります。訪問介護で登録ヘルパーとして働く場合、提供するサービスの内容によって給料が異なります。詳しくは以下のサイトを参考にしてください。

「日勤パート」

特別養護老人ホームや介護老人保健施設など夜勤が必須の施設では、正社員だけでなくパートも募集しています。パートとして働く場合は日勤のみの働き方も可能です。正社員と比べると待遇や福利厚生は劣るかもしれませんが、選択肢の1つとして検討してみてください。